最近よく使用されるようになった環境用語をまとめてみました。商品選択の参考にしてください。
  • オーガニックコットン

    化学肥料や農薬を使用せずに栽培されたコットン。3年以上化学肥料や農薬を散布していない農地で栽培していること、種子に殺菌剤を使用していないこと、殺虫剤、除草剤、枯葉剤を使用していないこと、有機栽培を行っていない農地との境界線をつくること、などの条件を満たし、認定機関の認証を受けたものをオーガニックコットンといいます。

    殺虫剤を使わず自然のままで保存された種子を使用し、生育中にも殺虫剤、除草剤は使用していません。害虫の駆除には天敵であるてんとう虫を放し、除草剤を使わず、機械や手作業で除草を行います。肥料には、牛糞などの有機肥料を使用します。通常、収穫時に使用される枯葉剤も使用していません。

  • 遺伝子組み替え作物(GMO)

    遺伝子組み替え技術を利用し、除草剤耐性、害虫抵抗性などを持たせた作物のことをいいます。除草剤や殺虫剤の使用量を減らし、農家の手間とコストを省くことを目的として作られたものです。現在、日本にも大豆、菜種、トウモロコシ、ジャガイモなどの遺伝子組み替え作物が輸入され、加工食品の原料として使われています。

    遺伝子組み替え作物の安全性について疑問がもたれており、ヨーロッパなどでは遺伝子組み換え食品の表示義務化が進んでいます。日本でも、農水省により2001年度から表示が義務化されますが、大豆油、醤油、コ−ン油、コーンフレークなど表示義務の対象外となっている食品も多く、万全な制度とはいえないようです。

  • グリーンコンシューマー

    環境に配慮した買い物をする消費者のことをいいます。ごみになるものは買わない、再使用できるものを選ぶ、リサイクルできるものを選ぶなど、買い物をするときに環境への影響を考えようという欧米の運動から生まれたことばです。

    グリーンコンシューマー(みどりの消費者)になろうという呼びかけは1980年代後半にイギリスから起こり、世界中に広がりました。一人一人が日常生活でほんの少し意識的に行動するだけで、環境への負荷を減らすことができるのです。

    • グリーンコンシューマーの10原則(出典:「地球にやさしい買い物ガイド」講談社)
      • 必要なものだけ買う
      • ごみを買わない、容器は利用できるものを選ぶ
      • 使い捨て商品は避け、長く使えるものを選ぶ
      • 使う段階で環境への影響が少ないものを選ぶ
      • つくる時に環境を汚さず、つくる人の健康を損なわないものを選ぶ
      • 自分や家族の健康や安全を損なわないものを選ぶ
      • 使った後、リサイクルできるものを選ぶ
      • 再生品を選ぶ
      • 生産・流通・使用・廃棄の各段階で資源やエネルギーを浪費しないものを選ぶ
      • 環境対策に積極的な店やメーカーを選ぶ

  • 表示指定成分

    薬事法によって表示が義務づけられている、アレルギーを起こすおそれのある成分のこと。原料にすると 102種類。防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、色素など。

  • 有機農産物

    「農水省の有機農産物及び特別栽培農産物ガイドライン」では、有機農産物とは、化学肥料、化学合成農薬などを使わないで3年以上経過した農地で生産された農産物と定められています。今回のJAS法改正により、有機農産物の特定JAS規格が定められ、この規格に適合するという認定を受け、有機JASマークがつけられたものだけに「有機栽培」等の表示をすることができる制度が導入されました。

    これまであいまいだった「有機低農薬栽培」、「有機減農薬栽培」等の表示が統一され、不当な表示が規制されることになります。認定は、国に登録を認められた「登録認定機関」(都道府県など自治体や民間の団体)が行います。現在、登録認定期間の審査中であり、来年4月1日から改正JAS法による規制が施行されます。ただし、JAS法にはいくつかの例外が認められており、厳密な意味で有機農産物とはいえないものも、有機農産物として認定される可能性があることも事実です。

  • 生活排水

    環境汚染の中でも、家庭から出る生活排水による河川などの汚染は深刻な問題とされています。有機物質、窒素、リンを多く含む排水が河川などに流れ込むことにより、アオコや赤潮が発生したり、魚や藻が死滅するという被害が報告されています。

    合併処理浄化槽など、家庭から出る時点で排水の処理を行う施設の普及も進めらているようですが、洗剤の使用量を減らす、使用済みの油を流さないなど、一人一人の心がけが大切です。味噌汁、米のとぎ汁なども汚染の原因になっています。米のとぎ汁は庭やプランターの植物にかけると、一石二鳥です。

  • 環境ホルモン(外因性内分泌撹乱物質)

    エストロゲンという女性ホルモン等に似た作用や、逆にエストロゲンを阻害する作用をもつ化学物質のことを環境ホルモンとよびます。わずかの量で生物の生殖機能に障害を与えるおそれがあり、深刻な問題となっています。ビスフェノールA、フタル酸エステル類、PCB、ダイオキシン類、有機リン類など100種類以上の物質が疑われています。