● ● ひとりごと ● ●

2001年6月24日(日)福岡地方雨
このところ、うちのショップでも布ナプキンを購入する人が増えている。エコロジーという意識が社会に浸透したとしても、布ナプキンが普及するのは最後の方だろう、と私自身は思っていた。より薄くて、より吸収力の高い紙ナプキンが次々と発売される中で、布ナプキンというかなりローテクな製品を選ぼうという人がいるとは考えにくいし、毎回洗うという手間をいやがる人も多いだろうと思っていた。

ところが、私の予想に反して、布ナプキンは確実に普及し始めているようだ。これは、市販の紙ナプキンの使用でトラブルを抱えている女性がかなり多いことが原因だと思う。近年、女性のデリケートな部分のかゆみに効くクリームなるものが販売されているのも、市販のナプキンでかゆみを感じる女性が多いという証明だろう。

布ナプキンに変えることで、このかゆみはほとんど解消されると思う。すぐ、というわけにはいかなくても、しばらく使えばかなりよくなる。かぶれたりすることもなくなる。

布ナプキンをしばらく使うと、こういう目に見えるトラブル以外にも、市販の紙ナプキンの体への負担はけっこう大きかったことがわかる。使いつづけるうちに、生理の期間は短くなるし、生理の血液もさらさらになってくる。生理痛が軽くなったという人もいる。これが正常な生理だったのかと思うと、今までのはいったい・・・と考えてしまう。

生理に関するトラブルの話は女性同士でも口にしにくいところがあり、ひとりで悩んでいる人も多いと思う。布ナプキンが普及すれば、女性の生理に関する悩みが改善されるだけでなく、生理をタブー視することがなくなり、もっとオープンに生理のことを話せるようになるような気がする。それは女性にとって、とても大切なことかもしれない。
2001年6月17日(日)福岡地方曇り
今年もまたうっとうしい梅雨の季節がやってきた。じめじめといやな季節だ。でも今年はちょっと違う。こないだテレビで誰かが、雨の日はマイナスイオンがたくさん発生している、と言っているのを聞いてしまったからだ。

霧吹きをすると水滴がプラスイオンを吸着し、その結果マイナスイオンが多くなると聞いたことがある。家の中ではシャワーが最も手っ取り早いマイナスイオン生成器だという話も聞いた気がする。だとすれば、雨の日のマイナスイオンも納得できる。

最近は、マイナスイオンを生成するエアコンまである。電化製品の多い室内では、電磁波の影響を弱めるために、マイナスイオンが効果的らしい。くわしいことはわからないが、とにかく体にはよさそうだ。

マイナスイオンのおかげで、今年の梅雨は快適に過ごせそうな気がする。
2001年6月10日(日)福岡地方晴れ
(前回の続き)諸塚村ではお目当ての民宿に泊まることができず、やむ得ず村が運営するログハウスに泊まることになった。ところがこのログハウスが大正解だった。広葉樹の林の中にある2階建てのログハウス、暖炉もついていて、ちょっとしたリゾート気分に浸ることができた。シーズンオフで他に宿泊客もなく、ちょっと寂しくはあったけど。夜はほんとうに真っ暗で外は何も見えない。そのかわり星がとてもきれいだった。

翌日、同じ敷地内にあるハーブレストランを訊ねてみた。ドアは開いているのに誰もいない。レストランの主が帰ってくるのを待つ間、レストランの裏手にある広葉樹の林を散歩した。広葉樹の緑は、針葉樹にくらべて明るく、暖かい感じがして気持ちがいい。木々の隙間から、やわらかい日差しが差し込んでくる。「森林浴」や「癒し」、そんな言葉が浮かんでくる。

ひとしきり森林浴を楽しんでレストランにもどると、主が戻っていて、お客さんもちらほら入っていた。こちらもログハウス風の建物で、中に入るときは靴をぬぐことになっている。床もテーブルもすべて木製。この店でのオススメは、となりのハーブ園で採れたフレッシュなハーブを使ったハーブティとハーブクッキーだ。諸塚村の人たちは、森とともに暮らしているという感じがした。生活の中に木がある。

夫が携わる内装の仕事では、壁や床などの建材にプラスチック製品を使うことが多い。コストの面と使いやすさがその理由だろうが、それがごく当たり前になっている。ところが、「しいたけの館」の仕事では、村の特産品である木をできるだけ使ってほしいという要望が出たらしい。

しいたけの館に付設する飲食店のテーブルに無垢材を使いたいという館長さんに、「無垢材は反りますよ」と夫がいうと、館長さんは「いいじゃないですか」と軽く答えたらしい。別の場所に使った柱の目立つところに節があるのをみつけ、夫が「やり変えましょうか」と提案したときにも、「いいですよ、節があるのが木ですから」と、これまた軽く流されたそうだ。確かに節があるのが木で、反るのが木なのだ。

今回、時間がなくて行くことができなかったが、諸塚村にはブナの原生林が残る場所があるらしい。次はぜひその原生林を訪れたい。あの山道を通るのだけは憂鬱だけど。
2001年6月3日(日)福岡地方晴れ
(前回の続き)「しいたけの館」がオープンし、その見学もかねて夫が諸塚村に連れて行ってくれることになった。私が諸塚村へ行きたい理由はほかに2つあって、1つは椎茸を育む広葉樹の森を訪れること、もう1つは、こだわりのご主人が営む民宿に泊まって、ご主人のつくる食事をいただくことだった。

最初、椎茸を食べなくないという理由から諸塚村に泊まることを拒否していた夫だが、やむを得ず泊まることも多くなった。そして泊まることになったのが「樹の里」という民宿で、ご主人が自ら手打ちした蕎麦などこだわりの料理をいただいて、夫はすっかり「樹の里」のファンになった。あんなに嫌いな椎茸も「樹の里で料理するとおいしい」と言い出す始末。こんな話をきいて食べたくならないわけがない。

「え?今日はもういっぱいなんですか?」諸塚村へ出かける朝、準備をしている私の耳に夫の声が聞こえてきた。電話の相手は「樹の里」で、宿泊の予約をしていたのに何か手違いで別の予約が入ってしまったらしい。今さらそんなこと言われても、中止するわけにもいかないし、中止したとしてもまた行く機会があるかどうかもわからない。泣くなく「樹の里」をあきらめて、諸塚村行きを強行することにした。

そんなわけで、諸塚村への旅は最初からつまづいた。福岡を出発してから車で4時間、やっと諸塚村に到着。最後の1時間は険しい山道で、カーブの連続にすっかり車酔いしてしまい、景色を見る余裕もなかった。やっとの思いで着いた「しいたけの館」の眼前には、緑の森を背景に渓流が流れていた。夫が館で打ち合わせをする間、渓流の岸辺で待っていたのだが、川のせせらぎを聞きながらすっかり眠ってしまっていた。なんて気持ちいいんだろう。(またまた続く)
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